プロ野球の交流戦が終わった後で、巨人フアンの友人からメールが来た。
『セ・リーグはパ・リーグにあんなに負けたのに、順位は変わらないという珍現象で、阪神は安泰でおめでとうございます。それに比べ巨人はダメですね』と書いてある。
筆者は返事を出した。
『巨人は2位ですよ。ダメなんかじゃない!』
友人が言う通り、交流戦って、ケッタイだ。
だって、阪神タイガースは交流戦で負けまくったのに。
トータルでは8勝10敗であるが、出だしこそ1位の日ハムに2勝1敗だったが、西武ライオンズに3連敗してから、負けるわ負けるわ、目も当てられなかった。
珍現象は確かで、セ・リーグの2位以下のチームも、パ・リーグの猛者にやられたので、終わってみれば、セ・リーグの中での阪神の1位は、友人の言う通り安泰だったのである。
ホント、キツネにつままれたみたいだ。
阪神の交流戦の内訳は、ソフトバンクには1勝2敗。日ハムには2勝1敗。オリックスには3勝。西武には完敗の3連敗。ロッテには2勝1敗。笑っちゃうのが楽天に3連敗。
つまり、パ・リーグの中での世評通りではないということである。
それはもちろん、旅先でのピッチャーの順繰りが普段とは違うから、予定通りにはいかないが、連敗中の阪神監督、藤川球児さんの表情がなんとも切なかった。
それでだ。
やっと終わった交流戦後のお休み明けに、筆者は誘われて旧西武ドーム、今、ベルーナドームに西武対日ハム戦を見に行ったのである。6月27日。
阪神タイガースマニアの筆者は、関東の神宮球場や横浜の関内などには、時々阪神の試合を観戦に行くが、ベルーナドームには10年近く行ったことがなかった。
久しぶりもいいとこである。
いやあ、驚いたのなんの。
球場が物凄くきれいになっていて、椅子がコンサート会場の椅子のようにフワフワしていて座り心地がいいのだ。
ケチで有名だった西武さんもお金をかけたナ。
以前よく来た場所は内野の1等席だったが、今回は同行者がフアンクラブに入っていて、券を頂いたので、西武フアンでも、お席は日ハム側の外野席であった。
しかし、これが思わぬ僥倖で、外野に飛んでくるフライが目の前で見られるし、まして、防御ネットのすぐ向こう側で控えのバッテリーが練習キャッチボールをしている。
さすがはプロのバッテリーで、ズドンという球受けの音の凄いこと。
日ハム側だったので、残念ながら新庄監督は見られなかった。
以前1度書いたように、新庄さんがまだ選手の時、筆者は仕事で滞在していた金沢のホテルで、新庄さんの追っかけ女性たちに遭遇したことがあって、親しみがあるのである。
西武球場と言えば、以前は気の毒なくらいガラガラで、どうして企業努力をしないのかと思っていたが、今や様変わり。
1塁側も3塁側もお客様でびっしり。
みんながブルーの応援旗をもつて振っている。
ロッテは昔からピョンピョン飛び跳ねたり、応援が賑やかで羨ましかった。
西武も超遅まきながら沢山のお客が入っている。1時はサッカーに取られてしまった観戦客が、大谷さん効果で、プロ野球に戻ってきたのだろうか?
日ハム側の席だったにもかかわらず、周り中が西武フアンで、応援するのに遠慮しなくていいのだ。以前、神宮球場では、ヤクルト側に座る羽目になった時、阪神の応援拍手をしたら、殺されそうな怖い思いをしたので、パ・リーグのお客様の方が寛容で優しいと思う。
さて、試合は負けた。
折角、2点先行したのに、ピッチャーの今井達也くんが、なんか突然しゃがんでしまった。
遠いので球場でしゃがんでしまった時、爪でも割れたか、腕のトラブルかと思っていたら、テレビでの解説で熱中症(?)で気分が悪くなったとか言っていた。
今井くんの早期離脱で、同点に追いつかれ、8回には万波くんの豪快な2塁打で3点も取られて、完敗!
この日は、神宮球場で阪神タイガースもヤクルトと試合をしていて、最下位のヤクルトさんにサヨナラ負けだって。
厄日でございました(笑)。
久しぶりに西武、もとい、ベルーナドームに野球観戦に行って、感じたことの1番は。
周り中にいた日ハムと西武のまぜこぜ観客が、実に大人しくて品が良いことだった。
時々行く神宮球場の阪神タイガースフアンは、めちゃくちや言葉が汚い。
「おどりやぁ」「ぶっ殺せ」なんか朝飯前で、筆者はネイティブ大阪弁がよくわからないのだが、音的に物凄い声を出すのだ。
中年のアベックさんが筆者の周りにはよくいて、亭主の方は立ち上がって怒鳴る、怒鳴る。
奥さんの方はパクパクと何か食っている。
はっきり言って、下品。
ともかく熱狂的である。黄色と黒を身に付けた阪神フアンの人たちは、仕事なんかしないで東京に応援に来るのであろう。
関東のプロ野球フアンは1部を除いて、スマートなのだろう。
この日、帰宅してシャワーを浴び、就寝したのは午前1時30分だった。
筆者が近頃、体調が悪いのを知っている親友には「この暑いのに、あんな遠くによく行くわね」と呆れられたが、命の洗濯、とても楽しい1日であったのだ。また行きたい。(2025.6.30.)。
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