「さすがに怖い、新型コロナ3万人越え(東京) 猛暑の中で蟄居している」

 先述したように私は薬過敏症で、コロナワクチン接種を家族に止められている。
 長野オリンピックの時に開会式の取材に行き、インフルエンザワクチンの副作用で、取材した後で9度の高熱を出し、日赤病院に担ぎ込まれた。
 死ぬかと思うほど苦しかった。
 体も小さいので、薬は売薬でも15歳の分量で効く。
 従って、今回もワクチンはパスしている。
 それにもかかわらず、今日までコロナ陽性にはなっていない。不思議だ。
 1週間前の抗体検査でも陰性だった。
 結構、街には出ているし、京都にも行ってきたが、まだうつらない。デパートで食材をいろいろ買うために、人混みも歩いているが未だにすり抜けられている。
 勿論、神経質に3重のマスクと使い捨ての手袋を装着し、外へは1人で目的一直線、連れとお喋りというオバサンスタイルは全くしない。
 公共の乗り物はなるべく避けて、タクシーを利用するが、ターミナルへはどうしても電車に乗らなければならない。全部タクシーだと破産する(笑)。
 3年近くもすり抜けられてきたので、もう、私はコロナさんに嫌われて、うつらないのだろうと思いかけたが、それが、ここ数日でひっくり返った。
 東京の感染者が3万人を超えたと聞いてから、JRや私鉄電車に乗るのが怖くなった。特に買い物帰りの午後4時ごろは、少年たちが学校帰りで、一応マスクはしているのだが、立ったまま車座になって大声でふざけ合う。彼らは帰宅途中の解放感で、ゲラゲラ笑い合い、中にはマスクがずり落ちて顎にかけただけの生徒もいる。
 私は座席から立ち上がって彼らから遠ざかるのだが、そういう一団はどの車両にもいるから始末が悪いのだ。
 親友の1人はワクチンを打ったにもかかわらず、昨年陽性になって10日以上も入院した。
 打った人でも陽性になるのならば、私は打たないでよかった。
 ところが、である。
 この数日はいささか怖くなった。
 まず、プロ野球である。巨人軍が酷い。監督の原辰徳さんも陽性、64回目のお誕生日に陽性が発覚したそうである。首脳陣や選手、スタッフ合わせて73人もが陽性って、大変な数字である。
 近づくオールスターの選出選手のリストを見ていたら、やたらに黒い菱形🔷マークがついている人がいる。大勢さん、菅野さん、中田さん、坂本さん、岡本さん、丸さんら、この人たちみんな巨人軍で辞退した方々。怪我の人もいるが大方はコロナの陽性である。
 お部屋に菌が蔓延していたのか?
 パ・リーグでは西武の増田さん、日ハムの野村さんと松本さんだけだから、セ・リーグでいかに巨人の選手が多いかわかる。
 ついでに書くと、今年のオールスター戦に出場する選手たちで、わが愛する阪神タイガースは、スタートに失敗してドン尻だったのに、いつの間にか4位まで上がり、就中、全球団中最も多くの選手が選ばれている。
 ダントツの11勝投手の青柳さん、中継ぎの湯浅さん、内野手の大山さんと中野さん、外野手のサトテルこと佐藤(輝)さんと近本さんの計6人だ!
 私は後半戦で絶対にAクラスに上がってくれると思っている。チカちゃん(近本)を1番で使っていたのを3番に変更してから、打率のいい彼がタイムリーを打つので、得点力が上がった。素人の私でさえ考えていたことを、何でもっと早くやらなかったのか。
 だから、阪神タイガースが負けた試合で、ヒットは相手の2倍位も打っているのに、残塁残塁でタイムリーが出ず、という情けない試合が散見されたのであった。
 ようやく、遅まきながら、近頃の試合では得点力が上がっている。
 さて、コロナに戻るが。
 陽性だらけは、プロ野球だけではない。
 大変なのが大相撲である。22日現在で、名古屋場所の関取が21人も休場である。不戦勝、不戦勝、と次々に垂れ幕を持った人が土俵にあがるので、「えーっ」と思った。
 私は大相撲が余り好きではなく、ハンサムな遠藤さんは応援しているが、この名古屋場所では負けが込んで見る気がしなかったら、彼も休場しちゃった。体調が心配だ。
 遠藤さんが大好きだが、私は永谷園のお茶漬けは買ったことがない(笑)。従って広告効果もなし(笑)。これは余談。
 巨体の方たちがぶつかり稽古をするのであるから、誰か1人でもコロナ陽性患者がいれば、それはうつるのが必然である。
 アスリートたち、特に集団競技者たちは感染病に弱くても致し方がないと言える。
 私でさえ、陰性でも、お上のストップ命令が出ていなくても、今回の3万人には恐れをなして、次々に会合をキャンセルしている。
 仕事の会合は1つ、プライベートの食事会は2つ延期である。びくびくしながら食べても、多分、気もそぞろで美味しくないだろうから。1時期、まん延が減って、いよいよ夏本番かと思っていたのに、以前より酷くなっていて、本当に心配だ。
 今までは、ワクチンを打っていなくても、「私は罹らない」と変な自信があったのだが、今や逆転。うつりそうで怖い。
 私は持病もちではないが、高齢者である。陽性になったらヤバい。
 近々循環器科の検査で大病院に行かねばならないから、憂鬱である。検査のために行って、逆にコロナをもらったりしたら目も当てられない。
 マスクを5重にして行こうか。
 行動制限の発令もないし、お上の対策も後手後手の気がする。おのれで予防するしかないとは情けないし、怖い。(2022.7.23.)
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