ホント、お世辞抜きで和久田さんは恵まれた方である。
第1に知的で嫌味のない天性の美貌の持ち主である。
声もアルトで聞きやすい。
同じくNHKのエリート女子アナウンサー、中山果奈さんもメインのニュースMCで、驀進中であるが、中山さんは『サ・シ・ス・セ・ソが聞き苦しい』。
和久田さんは発音に違和感がない。
学歴もピカピカである。
その上、女史タイプではなくて、ちゃんと普通に結婚していて、お子様も2人いる。
スタイルもいい。めぐまれ過ぎだ。
恐らく、大金で引き抜かれたであろう日本テレビでも、肝いりの新報道番組を用意される。
どことなく楚々としているから、同性に妬まれない個性である。
その和久田さんのNHK飛び出し新番組の『追跡取材 news LOG』第1回を見た。
最初にフェミニンな薄茶色のフレヤースカートをはいて、報道局のデスク部屋を案内した。スタッフが800人もいるって? 土曜日だから、ガラガラ。
ただの案内嬢である。こんなの和久田さんにさせるのか?
今回取り上げたニュースのテーマで、『追跡取材 news LOG』の看板に相応しかったのは、最初のトランプ大統領取材のみである。
これは確かに追跡取材である。
ホワイトハウスのお庭側から撮った映像など、見たことがない。
大体、ホワイトハウスの記者だまりの様子や、日本テレビ記者の増田理紗さんが、四苦八苦してもトランプは「取らんぷ(笑)」で、インタビューなんか取れない。
結局、ベテランの外国人記者から話を聞いてお茶を濁してオシマイ。
最後は和久田さんと現地の増田さんがナマでやりとりしてチョン。
これは致し方ない。
やる気は評価する。
但し、和久田さんより同じMCの森圭介さんの方が、大きなお目目でカメラを睨みつけて、堂々としているし、メイン感たっぷり。
森さんは他の番組でも、筆者はよく見る。
さて、残念ながら、和久田さんの門出にしてはテーマが情けなかった。
何故ならは゛次の『山火事』はともかく、日本橋の五輪選手パレードも高木美帆さんのラストレースも、どうでもよかったからである。
既に各局のニュース番組で、耳タコ目タコに報道されていたものばかりで、しかも、日本橋パレードなど、【りくりゅう】の【りく】さんが、リフトされて立ち上がる場面が2回も3回も出てきた。つまらないミーハー場面の何処が追跡取材か。
高梨沙羅ちゃんたちが、パレードでこっち向いてくれたって、喜んでいる。
笑えるほどバカバカしい。
昼間からニュースで何度も見た場面が、夜の10時に放映されても、『news LOG』の看板が泣くだけだ。
もっと硬派の大人のニュースを取材してほしい。
流石に視聴者は鋭くて、この日、裏の番組、TBSの『情報7daysニュースキャスター』は、悠々と10%越えの視聴率を叩き出したが、『追跡取材news LOG』はわずか3%台であったらしい。
筆者は内容を重視するので、視聴率にはこだわらないが。
土曜日夜の10時台と言えば、正に大人の時間である。
【りくりゅう】のリフトを3回も見せるのはピントがずれている。
和久田麻由子さんの宝の持ち腐れ。
勿体ない。
さて、ちょっと悲しい話をしよう。
筆者は女なので、殿方たちが「美人」にどんなに関心があるかよくわからないが、女子アナウンサーも、「美形」が如何に彼女たちの行く末に関係するかというエピソードである。
以前、鳴り物入りで、広島育ちにも拘らず、いきなりNHKゴールデンアワーの19時30分に全国中継でピアノを弾いた美人女子アナがいた。
亡くなった元NHKの頼近美津子さんである。
殿方の気をひく美人の典型で、あっという間に、民放の偉い方に見初められて転局した。
それからまた、彼女はプロダクション所属になり、業界を遊泳していたころ、筆者はあるテレビ界のパーティで彼女を見かけた。
真っ白なジャケットを着て、スラッとしていて、同じく白ジャケットを着ていた筆者は「嫌だなあ、似たようなジャケット、着てくるんじゃなかった」と後悔した。
会場に集まっていたのはほとんどが男性で、頼近さんは目ざとく「女」の筆者を見つけて、にこやかにお辞儀をした。初対面だったにもかかわらず、筆者は少し知られていたからだ。
そのまま、彼女は人混みの中に消えて行ったが、何となく手持無沙汰だった。
つまり、既に中年の年頃だった頼近さんは、我々のような物書き側ではなく、かと言って、既にタレントでもなく、所在なさげだったのだ。
ずっと後に、彼女の訃報を聞いた。
引き抜かれたTV局の偉い方のお子様を2人生んで、ガンにかかって亡くなられた。
お歳はよく知らなかったが、筆者は「美人薄命だなあ」と思った。
同じ美人でも、和久田麻由子さんは儚げなところがない。強い。
民放の視聴率に翻弄されずに『追跡取材』をなさいませ。
男性の「美形追っかけ」に騙されないでね(2026.4.28)。
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