「ようやく始まる球春、WBC日本代表と中日との壮行試合で、いきなりサトテル君が特大3ランホームランを打った。長い間、オリンピック・ゲームに付き合っていたので、プロ野球選手たちの姿が眩しかった」

 『ミラノ コルティナ 2026』オリンピックは日本人選手の大活躍で、2週間、国中を楽しませてくれた。大活躍の選手たちに大いに感謝する。
 しかし、最後の方は「りくりゅう、りくりゅう、りくりゅう・・・」と、フィギュアスケート金メダル、ペア選手の話題ばかりで、いささか辟易した。
 同じことばっかり聞かれる2人も大変だったと思うが、三浦さんも木原さんも、2人揃って非常にクレバーで、嫌な顔一つせず立派だった。
 この2人へのインタビューでマスメディアの誰もが聞いてくれないので、筆者は1人で憤慨していたことがある。
 それは三浦璃来さんと木原龍一さんはカナダで同居していられるとのことであるが、お2人は婚約でもしていらっしゃるのだろうか。
 食材のお買物も2人一緒ということは、夫婦同然である。他のご友人と一緒の寮生活でもないのだから、男と女、つまり、同棲していられるのか。
 ゲスの勘繰りとは違う、素朴な疑問である。
 さて、そこで。話は野球に戻る。
 2月27日の夕方から、筆者は早々とテレビの前に行き、6時45分からの侍ジャパン強化試合の放送を待った。TBSの中継である。解説は槙原寛己さんと中田翔君。
 中日との試合なので名古屋のバンテリンドームだ。
 既に日本に帰国していた大リーガーたちの顔が見える。大谷翔平、鈴木誠也、吉田正尚さん、この人たちは3月にならないと試合に出ないとかで、筆者の頭はハテナ?
 だが、見せ場はあった。
 試合前練習で大谷、鈴木さんたちがポカスカ柵越えを打つ。鈴なりの観客が「わー」。
 大スターの大谷さんは背も高いし、可愛いし、人気者だし、注目度抜群だが、筆者の贔屓は吉田正尚さんである。
 背も大きくなく、格別目立つ方ではないが、「オレは打つ職人!」とでもいう様なプロらしさがある。加えて、何となく「セクシー!」笑。
 さて、試合が始まってすぐ、ランナーが1塁2塁の時、阪神タイガースの佐藤輝明君が3ランホームランを打った。
 中日の先発、柳投手のカットボール(実をいうと、筆者は解説を聞かないと投げた球の種類はわからんのダ、笑)を、ほんのひよひょい、と打っただけなのに、いきなりスタンドイン! さーすが。
 筆者はわが阪神の佐藤輝明君に大拍手だったが、それよりずっと面白い場面を目撃したのだ。
 3月まで何故か試合に出ない大リーガーたちが、群れて見守っていたのだが、その中の1人、大谷翔平さんが、佐藤君がホームランでダイヤモンドを一周して帰ってきた時に、サトテルの顔を、ジーッと追うように見つめていた。何となく眩しそうな目付きであった。
 恐らく、31歳の大谷さんからすれば、まだ26歳の才能ある佐藤君が新鮮に見えたのに違いない。大成した大谷さんにしても、追われる身に違いないからだ。
 厳しい、プロの世界。
 サトテルもアメリカに行きたいらしい。
 大金を稼げるし、世界中で話題になるし、東京ヤクルトスワローズの村上君、巨人の岡本君も行っちゃったし、とわからぬではないが、日本人フアンはがっかり!
 わがプロ野球界は、人材派遣会社か?

 翌日の侍ジャパンと中日の試合だが、事前の打撃練習では大谷さんがバンテリンドームの5階席までボールを飛ばし、またまた客席は大騒ぎである。
 解説は古田敦也さんと松坂大輔さん、客席にも解説の和田毅さん。
 今回はサトテルではなく、牧秀悟君がいきなりのソロホームラン。
 相手のピッチャーは中日の大野さん、簡単に打てる投手ではないのに、2回には、今度は阪神の元気ボーイ・森下君がまたまたソロホームランを打った。
 侍のピッチャーは伊藤大海さん。
 今回もピッチクロックが採用されたから、ピッチャーもバッターもうかうかしていられない。もともとダラダラした試合で、時間が長くなり、フアンの野球離れを危惧して採用されたものだ。
 大昔の野球は本当に試合時間が長かったし、ピッチャーの球数制限などはなかった。
 プロ野球社会も人権意識が強くなったのだろう。
 筆者は高校野球でも、引き分け再試合を1人の投手が投げきった時代を知っている。
 もっと大昔のプロ野球では、稲尾さんの2試合全部を1人投げ、などという人権意識まるでなし時代を知っているので、ピッチクロックのように、バッターの登場後、何秒で投げろなどというのは、味気ない気がする。
 時代は変わったのである。
 いよいよ、来週、3月初めからWBCの本番が始まる。東京ドームの台湾戦を、またテレビに噛り付いて見ることになる。大いに楽しみである。
 台湾は強いと誰かが言っていた。
 大リーグの選手たちも、前回、日本に負けたから、本気を出して凄いサイ・ヤング賞受賞ピッチャーが出てくるらしい。
 侍ジャパンのピッチャーは大丈夫か。
 中日に結構打たれているぞ。
 まあ、井端監督、今回も絶対に優勝してくださいよ(2026.2.28)。
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