「プロ野球開幕、セ・リーグでの広島とヤクルト2球団の3連勝は春の珍事(失礼)? 阪神・高橋遥人くんの3安打完封(28日)と、6対12点という猛打(29日)も春の珍事?」

 やっと開幕したわがプロ野球。
 大リーグの大谷さん、山本さん、新加入の村上さんたちばかり映されて、筆者は少々むくれていた。彼らの活躍は素晴らしいけれど、筆者は日本国内のプロ野球を見たいのである。
 27日の開幕戦から、テレビに噛り付きである。
 それも寄りによって東京ドームの巨人×阪神戦だ。
 ズーッと勝ってきた阪神エースの村上頌樹くんが、いきなり先頭バッターの巨人・キャべッジ様にポカーンとホームランを打たれ、初戦に負けてしまった。
 「ことしはヤバいかも」とフアン心理で弱気になって、恐る恐る2日目を見だした。
 2日目の先発は高橋遥人くん、なんとなく眠そうで、背は高いが童顔が可愛らしく、喜怒哀楽があまり顔に出ない。
 本人は度胸があって、何ともないのかもしれないが、見ている方は気が気でない。
 特に100球を過ぎた9回の裏はハラハラしたぞ。
 ここまでに2対0で阪神がリードしている。
 そしていよいよ9回の裏だ。巨人の攻撃。
 巨人のランナーが2アウト、2、3塁にいて、1打ヒットが出ると2対2の同点になってしまう阪神側の大ピンチである。
 高橋遥人投手の顔をド・アップで映すテレビ。
 盛んに遥人くんは投げる方の指先に息を吹きかける。何度も何度も。
 筆者は「へ? 指先が冷たいの? でもここはドームだから、寒くはないでしょ」と余計な心配をしてしまう。
 彼の投げる前のクセなのかもしれないが、見ている筆者は要らぬことを考えた。
 つまり、「打たれそー」という内心の不安がなせる業なのか?
 もっと勘繰って、筆者は、彼が緊張し過ぎて、貧血気味になっていて、指先に血が廻らないから冷たくなっているのではないか。
だから、息を吹きかけて温めているのではないか、などと心配していたのである。
結局、心配は杞憂で、高橋投手はツーシームで最後のバッター・5番の岸田行倫くんを、見事三振に取ったのである。
テレビ観客の筆者にはわからなかったのだが、某紙の新聞記者によれば、高橋くんは、最後にアドレナリンが出て、思いきり腕を振ったという。
ホントかなあ。記者席ではそう見えるのか?
確かにあまり大袈裟なことをやらない高橋くんが、吠えたらしいから(筆者にはよく見えなかった)、巨人を完封シャットアウトにしたのであるから、大喜びするわ。笑。
微笑ましかったのは勝ち投手インタビューでも遥人くんの眠そうな顔は同じだったこと。
可愛かった。彼は故障が多かったから。
3連戦の最終日、3月29日のデーゲームである。
 1日違えばこうも変わるかと思えるような乱打戦だった。巨人6点対阪神12点だと。
 
1回 2回3回 4回5回 6回7回 8回9回  得点 ヒット数
 阪神 0  2  3  0  0  0  0  3  4   12    13
巨人 1  0  2  0  2  0  1  0  0    6    12
 
 得点は6点の巨人に対して、阪神は2倍の12点を取っているが、ヒット数ではたったの1点違いである。巨人は勿体ないことをした。
 あまりに見せ場が多かったので、時系列ではパスする。
 どっちに転ぶかわからない、こういう乱打戦を見ているフアン心理は、ランナーが溜まったら、テレビ画面に向かって「打て―っ」と怒鳴る。
 巨人側のバッターのカウントが2ストライクになると、「三振、三振」と怒鳴る。
 我ながらお恥ずかしい観戦ぶりである。巨人フアンの皆様、ごめんなさい。
 巨人×阪神戦だと人格が変わるのです。笑。
 先発ピッチャーの伊藤将司さんが、2塁打を打ってランナーを帰した。
 いつも盤石の中継ぎで、失点率が0点台だった及川雅貴さんが、珍しく泉口さんにホームランを打たれて失点した。
 ところが、今回の乱打戦の勝ち投手は、打たれた及川くんなのである。
 筆者がいつも変だなと思うのは、同点で出てきた中継ぎが打たれた場合、そのピッチャーの所為で1度は負けになっていたのに、その次の相手方の中継ぎを味方が打って逆転すると、負けになっていた投手が試合全体の「勝ち投手」になってしまうのである。
 例えば長いイニングを投げた先発投手は何の肩書ももらえない。
 可哀想だと思う。
 9回にやっと森下翔太くんがホームランを打ったが、阪神はやっとこれで1号である。
 一方、巨人は1番のキャベッジ様、4番のダルベック様、彼らがホームランを打ちまくる。
 今年は怖いぞ、彼ら。
 タイトルに書いたように、セ・リーグでは広島とヤクルトが3連勝である。
 ヤクルトは渡米した村上さんがホームランを打ちまくっている。
 ヤクルトのゲンのいい年なのか?
 パ・リーグでの日ハムが3連敗も春の珍事だ。
 阪神にいた時から好きだった新庄さんが監督だから、頑張って早く目を覚ましてほしい。
 北のエスコンフィールドに、今年はどうしても行ってみたい。
 沿線に住んでいる西武も、やっと平良海馬さんの獅子奮迅の完投で勝った。
 今年のプロ野球は断然面白い!(2026.3.30)。
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